富士山のある風景は、凛として厳かで美しい。 富嶽三十六景 日本人の誰もが等しく胸に刻む心象風景を描いた「富嶽三十六景」は、いわば日本人のこころそのもの。広く、さまざま場所から望む富士山の勇姿は、四季折々の変化もあって、一つとして同じ表情はなく、見るたびに、心に迫る感動がある。ステンドグラス作品として、鮮やかな色彩と光を帯びて現代に蘇る、その一つひとつのシーンもまた、圧巻である。