土木・建設・不動産

宅地造成に3Dスキャニング

ある地域の宅地造成(A)を計画する不動産会社からのオファー。それは「深い谷間を含む雑木林&竹林を宅地造成するにあたり、谷間を埋めるための“土量”を測れないか?」というもの。この不動産会社では、他に山を削って宅地造成(B)する計画地もあり、B計画地で出た土をA計画地の谷間を埋めるために使うことで、効率化とコスト削減を図れないか?という発想があり、この発想からのオファーでした。

 

もちろんマルヨシの回答は「YES」。「技術的には可能」というより3Dスキャニングの得意領域のひとつです。3Dスキャニングで地形を測り、3次元点群データ化することができ、そのデータから「山の体積の算出」はもちろん「谷の体積の算出」も可能です。

 

原理とプロセスは、以下の通り。ムービーで説明します。

 

 

上記動画は、土の山の体積算出プロセスですが、谷のケースも原理は同じです。谷の3次元点群データをメッシュ化をして解析すれば、B計画地の谷を埋めるために「どれだけの土が必要か」を算出できます。

 

夏場は、雑草が生い茂り、竹藪に行く手を阻まれ、さらには虫や蛇の出没リスクもあるため、実行は冬場に持ち越し。3Dスキャニングの模様、そして解析結果等は、また、随時、報告いたします。

 

宅地造成が実現した場合には、山の斜面に、太陽が燦々と降り注ぐ「雛壇型の住宅地」が完成する予定です。その暁には、ぜひ、完成形の3Dスキャニングを行い、この素敵な住宅地の「3D街並みモデル」を創りたいと考えています。

 

※写真はイメージです

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