南知多町のオーシャンフロントに建つ廃校「師崎中学校」をフル3Dスキャニング。点群データ化からメッシュ化・BIM化等のモデリングを行い、そして様々な用途で活用できる成果物として披露しました。
具体的には、学校内をマウス操作で自在にウォークスルーできるようにしたり、一転、空から俯瞰で建物を見られるようにしたり、また、2点の指定であらゆる場所の寸法を測れるようにしたり、部屋の面積や体積を算出できるようにしたり・・・等々の基本成果物を見ていただき、まずは今回のデモンストレーションを実施した意義への理解を促しました。
点群データ(俯瞰)
点群データ(内観)
さらにはゲームエンジンにインポートするなどして、例えば「1日の時間、1年の四季の移り変わりを表現できる」「教室の内装を自在にシミュレーションできる」「大規模イベント会場として使う場合のプランも立てられる」「仮に解体する場合の廃材の量や工数・コストを概算できる」「VRゴーグルで没入体験ができるモデルの構築も可能」・・・等々、点群データ活用の万能ぶりや大きな可能性も提示。その結果、町長をはじめ、多くの職員の意識を触発することになりました。
今回のデモンストレーションはあくまでも端緒であり、ようやくスタート地点に立ったに過ぎません。私たちとしては今後も南知多町が抱える地域課題を解決するための「点群データ活用」を引き続き提案していきたいと考えています。